ツアーサウンドのためのトータルソリューション

拡張性、インテリジェンス、高効率で実現する低い総所有コスト

VTX Aシリーズは、中規模から大規模のツアー用途およびハイエンドの固定設備向けに開発された、JBLの次世代ツアーサウンドソリューションです。音響性能だけでなく、ツアーサウンドのプロフェッショナル、レンタル会社、FOHエンジニア、ライブ制作クルーが直面する課題全般に応えるため、ゼロから設計されました。比類のない性能、感度、カバレッジをお求めの方に、JBL独自のトランスデューサー技術と高域ウェーブガイドがお応えします。

効率的な展開とセットアップをお求めの方には、特許取得済みのJBLリギング機構と刷新されたサスペンションシステムをご用意しました。軽量化と運搬性の最適化も、物理設計の見直しによって達成しています。リギングおよび輸送用のアクセサリーも幅広く取り揃え、システムとして完結します。VTX Aシリーズは、先進的な音響技術、共通のリギングシステム、ソフトウェアとの完全な統合により、あらゆる規模で卓越したサウンドをこれまでになく容易に実現します。

革新技術の詳細

VTX Aシリーズでは、リニアな特性、高出力、均一なカバレッジを追求し、JBLが次世代トランスデューサーをゼロから開発しました。専用設計の低域、中域、高域の各セクションにより、同クラスで重量あたり最高の出力を達成しています。低域の再生帯域を拡張するとともに、各スピーカーの用途に合わせて90~120度の範囲で指向性を制御します。物理設計の見直しにより、より多くのドライバーを小型・軽量のキャビネットに集約し、システム全体の重量を削減するとともに、トラックへの積載に適した寸法としました。革新的な自動ロック式リギング/サスペンションシステムは、展開時間を短縮します。これらが相まって、大規模システムならではのJBLサウンドを、当社でこれまでで最も使いやすく充実したラインナップでお届けします。

先進的なスピーカーコンポーネント

  • 高域—HFフェーズプラグとウェーブガイドを単一のパーツに統合
  • Radiation Boundary Integrator(RBI)—中域ウーファーを高域ホーンに統合
  • 低域—軽量ネオジム低域ウーファー
  • サスペンションシステム—特許取得済みの自動ロック機構
  • グリルデザイン—露出部品を最小限に抑制

あらゆるシステム構成でなめらかで均一なカバレッジ

VTX Aシリーズのシステムなら、客席のどこでもベストポジションになります。A12とA12Wはそれぞれ90度、120度の指向特性を250 Hzまで維持し、A8は110度の指向特性を300 Hzまで、A6は110度の指向特性を500 Hzまで維持します。

VTX Aシリーズのスピーカーは指向特性を厳密に保つため、音をステージではなく客席に集中させることができます。4モデルすべてが同じHFコンプレッションドライバー、ウェーブガイド技術、その他のコンポーネントを採用しており、音色とカバレッジの均一性と一貫性を確保するとともに、あらゆるリスニング環境のニーズに合わせてシステムを設計できる柔軟性をもたらします。

先進的な高域セクション

VTX Aシリーズの高域(HF)セクションは、HFフェーズプラグとウェーブガイドを単一のパーツに統合しています。これにより感度が向上し、公差の精度が高まるとともに、歪みと全体重量が低減されます。

音響的に統合された中域と高域

VTX Aシリーズは、JBL特許取得済みのRadiation Boundary Integrator(RBI:放射境界インテグレーター)を搭載しています。中域ドライバーを高域ウェーブガイド内に統合することで、各帯域間のシームレスなつながりと最大限のトランスデューサー密度を実現します。

優れた低域再生能力

VTX Aシリーズは、専用設計の軽量ネオジム低域ウーファーにより、迫力ある低域性能を発揮します。トランスデューサー設計はJBLのDifferential Drive技術を基盤としています。デュアルボイスコイル、デュアルギャップ構成により、コンパクトな設置面積でエクスカーション(振動板の最大振幅)、パワーハンドリング、感度を最大化します。その結果、非常に高いSPLでも極めて透明感のある音質が得られます。フレア形状の指数関数型低域ポートと組み合わせることで、Aシリーズの新しいLFドライバーは同クラス随一の低域再生能力を実現します。

ツアーで実証されたVTXの堅牢な品質

JBLならではの品質で、VTX Aシリーズのスピーカーは高品質な素材で作られ、ツアーの過酷な使用に耐えるよう設計されています。パウダーコート仕上げのフルフェイスグリルは露出部品を減らし、厳しい気象・環境条件からスピーカーを保護します。密閉型グリルにより、システムは保護等級IP55を達成し、固定設備向けにさまざまなカラーで仕上げることも可能です。また、すべてのJBL Professional製品と同様に、お手元に届く前に、業界最高水準の100時間フルパワー耐久テストを実施し、実使用環境での信頼性を確保しています。

革新的なリギングと輸送

VTX Aシリーズは、スピーカーのリギングと輸送の方法を大きく前進させました。迅速な展開を可能にするため、アレイエレメントは垂直トランスポーター(VT)カート1台につき4台を、10度の折りたたみ状態で積み重ねます。特許取得済みの自動ロック機構により、コンポーネントが地上にある状態で角度を選択でき、システムを吊り上げると、キャビネットの角度が指定位置に自動的にロックされます。角度は最小0.25度刻みで設定でき、ピンを引いて差し込むだけの簡単な操作です。

充実したアクセサリー

幅広いアクセサリーにより、輸送、取り付け、統合、設置においてかつてない柔軟性を実現します。軽量アレイフレームやアレイフレーム延長バーから、天井マウント、サスペンションバー、デルタプレート、トランスポーターカートとカバー、トランスポーターグラウンドスタックまで、VTX Aシリーズが必要な機材を網羅しています。カートとアレイフレームはいずれも、米国と欧州の両方のトラック積載寸法に適合するよう設計されており、輸送を効率化します。


システム予測および管理ツール

VTXシリーズなら、単なる製品の使用にとどまらず、エコシステム全体をご利用いただけます。

JBLのソフトウェアツール群を活用すれば、システムの構成や運用を効率化し、チームとリアルタイムで情報を共有できます。ツール群には、Venue Synthesis 3D音響シミュレーションソフトウェア、展開ツールのArray Link、設定・制御アプリケーションのPerformance Managerが含まれます。シンプルで直感的なユーザーインターフェースにより、数分でシステムを設計でき、どこからでも機能を管理できます。

トレーニングとサポート

システムから最高の成果を引き出すために必要な専門知識とガイダンスを、JBL Professionalがご提供します。世界各地の会場でシステムを運用してきた75年以上の経験は、トレーニングカリキュラムの中核をなす貴重な財産であり、VTXシステムへの投資を最大限に活かすお手伝いをします。

最新のトレーニング日程と登録情報は、www.jblpro.com/trainingをご覧ください。